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ヴァンサン・デュメストル&ル・ポエム・アルモニーク
Vincent Dumestre & Le Poem Harmonique

 

古楽アンサンブル/Baroque Ensemble

 

ル・ポエム・アルモニークは、1998年に、リュート/ギター奏者のヴァンサン・

デュメストルによって、1998年に結成された古楽アンサンブル。そのレパート

リーは16世紀末から17世紀前半のフランス音楽を中心としている。中央集権国

家としてのフランス絶対王政(ブルボン王朝創世記)アンリ4世、ルイ13世の

時代に相当する音楽上のミッシングリンクを集中的に掘り起こして紹介し、

当時の生活を彩った宮廷や教会音楽を生き生きと蘇らせることによって、その

魅力を、専門家やジャーナリストのみならず、音楽ファンにもアピールしてき

た。世界各地から出演を求められる彼らは、常時十数種のプログラムを用意し

、その内容によって楽器編成、出演音楽家を柔軟に変化するという形態をとっている。

 

この10年間に発表してきたCDは、すでに15枚を数え、その多くがフランスの権威ある”ディアパゾン・ドール賞”、ル・モンド・ド・ラ・ミュジーク誌の”ショック・ド・ラネ(今年の衝撃)賞”などを獲得し、デュメストル自身はディアパゾン誌から1999年の”今年のジュヌ・タラン(若い才能)”に輝き、また2004年にはフランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエを授与されている。

ル・ポエム・アルモニーク”というグループ名は、当時の詩学(美学)にこだわり、音楽をとりまく文化風土を踏まえた上で、視野を広くもって演奏していく姿勢を表している。その結晶ともいえる金字塔が、他の芸術分野とのコラボレーションによる大規模なプロジェクトとなった、モリエールの『町人貴族』(リュリ作曲)。音楽はもとより、最新研究を取り入れた朗読法、役者の所作、蝋燭のみによる舞台照明にいたるまで、太陽王の時代にワープしたような前代未聞の舞台が話題となった。2004年夏、ユトレヒトで初演されたこの作品は、2005年にはヴェルサイユ宮廷劇場等を巡り、2006年初春にはパリの名門シャンゼリゼ劇場へと進出。そのDVDは初年度で異例の2万枚のセールス記録し、ほぼあらゆる賞を総なめにした。
その活動は、フランス・テレコム財団、フランス政府文化通信省等のサポートを受けている。

 

結成以来、ヨーロッパをはじめ、南米やアジアを含む世界各国で演奏を行い、古楽ファンのみならず世界中の聴衆を魅了し続けている。
2009年、初の日本ツアーを果たす。

 

Vincent Dumestre & Le Poem Harmonique
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