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※講師のプロフィール

西山まりえ Marie Nishiyama

 

チェンバロとヒストリカル・ハープ、2種の古楽器を自在に操る希有なプレーヤーとして世界的に知られ、数多くのコンサート、音楽祭や録音に参加。

ルネ・ヤーコプス、ボブ・ヤング、「チーフタンズ」のパディ・モローニ、カルロス・ヌニェス、ミカラ・ペトリ、コリーナ・マルティ、山下洋輔、波多野睦美、藤原道山、森山開次、アンサンブル「アントネッロ」など、幅広いジャンルに渡るアーティストとの共演は常に多くの反響を呼んでいる。また音楽番組、教養情報番組などTV出演も多い。

国内外レーベルへの録音も多く、「バッハ トッカータ集」「バッハ インヴェンション シンフォニア 全曲」「バッハ イタリア協奏曲 フランス風序曲」「スカルラッティ ソナタ集」以上はすべて「レコード芸術」誌特選盤。「バッハ イギリス組曲 全曲」「バッハ ゴルトベルク変奏曲」「バロックハープとの出会い」は、同誌準特選盤ほか、朝日新聞、毎日新聞などで採り上げられた。

スペイン「エンキリアディス」レーベルより欧州で発売されたCD「ファンタシーアの奏法〜イベリア半島の鍵盤音楽」は「リトゥモ」誌(スペイン)の最優秀推薦盤に選ばれる。中世音楽のスペシャリストとしての評価も高く、ゴシック・ハープとオルガネットを奏するCD「トリスタンの哀歌」は「レコード芸術」誌準特選盤、「ステレオ」特選盤、「音楽現代」推薦盤、「朝日新聞視聴室」個性派盤に選ばれた他、「BURRN!」「フォーブス」「ミセス」「サライ」「暮らしの手帖」などの一般誌でも紹介され、古楽を多くの聴衆に広めている。

2018年にリリースされた「C. B. バルバトル:クラヴサン曲集 第1巻」は、朝日新聞推薦盤、『レコード芸術』誌特選盤に選ばれた他、様々な雑誌で採り上げられ話題となっている。

東京音楽大学ピアノ科卒業、同大学研究科修了後、ミラノ市立音楽院、バーゼル・スコラ・カントールムに留学。第11回山梨古楽コンクール・チェンバロ部門第1位(第23回同コンクール審査員)および栃木[蔵の街]音楽祭賞受賞。『レコード芸術』誌「読者が選ぶピープル2007」、HMV「2008年度期待のアーティスト5名」に選出される。

古楽ワークショップ「信州アーリーミュージック村」芸術監督。

武蔵野音楽大学非常勤講師。

Official Website http://marienishiyama.com/

マルコ・メンコボーニ(指揮、チェンバロ、オルガン)

 

1984年アムステルダム・スヴェーリンク音楽院に入学し、トン・コープマンにチェンバロを師事、1987年にはグスタフ・レオンハルトのクラスに移り、1990年に勉強を終えるまで、この巨匠のもとでこの楽器の芸術について学んだ。1985年にはボローニャ音楽院、ウンベルト・ピネスキーのクラスで、作曲とオルガンを学び始める。1988年にはバーゼル・スコラ・カントールムのイェスパー・クリステンセンの元で、通奏低音と室内楽を学び、ペーザロ音楽院でチェンバロ科を優等で卒業。2008年にはファエンツァにて指揮の勉強を始め、その後レッチェ音楽院にて指揮とルネサンス期の声楽について学び、2012年に優等で学位を取得した。

 

1981年に最初のオルガン・リサイタルを行い、1985年にはミラノの高名な音楽祭、サン・マウリツィオ教会「ムジカ・エ・ポエジア」にてチェンバロのリサイタルを行う。1987年にはジョルディ・サヴァールのアンサンブル、エスペリオンXXのメンバーとなり、ヨーロッパ全土で公演をするとともに、モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」と「オルフェオ」の録音に参加する。1990年代初頭には、ヴァイオリニストのルイジ・マンジョカヴァッロとチェリストのクラウディオ・ロンコとともに、ヴェラチィーニとボンポルティの作品を採り上げた2枚のCDをリリースしている。

 

1993年には、ヴォーカル・アンサンブル“Sacro & Profano”を結成。その後に彼が創設したアンサンブル・カンタール・ロンターノは、20年以上に亘ってヨーロッパの主要音楽祭に出演し続けている。2010年アンコーナの港で行われたコンサートでは、港の様々な場所に係留された船の汽笛をクレーンの上から指揮するという異例のパフォーマンスを行う。それぞれの汽笛の音は、指揮者と同じくクレーンの上に立つ4人の歌手の声と完璧にブレンドされ、今でも語り草となっている。2012年アドリア海沿岸の国々の若き音楽家たちを集めたバロック・オーケストラ、カナルグランデを結成。

 

1985年にイタリアのFREQUENZレーベルにて初録音「バッハ:4台のチェンバロのための協奏曲イ短調BWV.1065」をリリースした後は、NUOVA ERAレーベルより、フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニのアカデミア・ソナタ全集、フランチェスコ・アントニオ・ポルポンティ:協奏曲とセレナータ Op. 12、「裏切者なる愛よ」~J.S.バッハ、ヘンデル、スカルラッティの作品(マックス・ファン・エグモントとの共演)など、数々のCDをリリース。1992年に自主レーベル、エ・ルーチェヴァン・レ・ステッレを設立、演奏家そしてプロデューサーとしてCD制作に携わり、あまり知られていない作品の発掘に力を注ぐ。これまでに発表した30以上のタイトルは、すべてメンコボーニのアイデアや独自の視点に基づくものである。2006年にはフランスのアルファ・レーベルよりディエゴ・オルティス:ナポリ宮廷のための「晩課」が、最近も、パン・クラシックスより、モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り、ギースリン・ダンケルツ:ミサ・デ・ベアータ・ヴィルジネなどのCDが再版されている。2017年には、スペインの古楽レーベルGlossaがモンテヴェルディ生誕450周年記念アルバムとして「クロリンダとタンクレディ~モンテヴェルディの愛の情景」をリリースしている。

メンコボーニが初めて芸術監督を務めたのは、イタリアの町チヴィターノ・マルケで、聖アゴスティーノ教会に設置されたオルガンの名器G.カリドを祝う音楽祭であった。その後、マルケ州で1999年から2014年まで開催された夏の音楽祭カンタール・ロンターノの芸術監督を務めた。彼はまた、REMAヨーロッパ古楽音楽祭ネットワークの役員であり、2016年には副会長に就任している。

 

演奏活動の傍ら、古楽演奏家の育成や古楽の魅力を伝える活動にも尽力しており、ユトレヒト古楽音楽祭が制作した映画「ラ・セレニッシマ~16-17世紀、ヴェネチアの音楽」では音楽学者として関わっている。また、2016年からは同音楽祭で、古楽の魅力を伝えるための映像作品、ビデオ・チュートリアルを監督、また役者として自ら出演している。4年目となる2019年には、古楽の様々な側面を採り上げた18作品が上演される予定である。そして、チェンバロ製作家ブルース・ケネディがイタリア・トスカーナに設立したアカデミーで、チェンバロの講師として、世界中からやってくる留学生の指導をし、また各地の国際音楽祭の要望に応え、マスタークラスを開講している。2013年からはリスボンで毎年、また2018年にはパリ音楽院でマスタークラスを開催。2017年よりマルタ共和国のマノエル劇場で行われているモンテヴェルディ・プロジェクトの監督、指揮者、講師を務めており、若き声楽家たちにバロック音楽の魅力を伝えその振興に力を注いでいる。