![]() |
![]() |
|
![]() |
![]() |
| 2006.2.12 パルテノン多摩大ホール 第50回多摩定期演奏会(リハーサル風景) クリスティアン・アルミンク指揮/新日本フィルハーモニー交響楽団 |
村治佳織の演奏会に足を運んでくださった方の中にはすでにお気づきの方も
いらっしゃるかと思いますが、ここ最近、広い会場で演奏会を行う場合、村治が必ず
ステージ上で使用しているのが富士通テンが開発した「ECLIPSE」というスピーカーシステムです。
村治、そして私共がこのスピーカーシステムに出会ったのは約2年前でした。
もともと、クラシック音楽ファンの方がたの多くはPAを使うことに違和感をもたれるのでは
ないでしょうか、かくいう私共も実はそうでした。とはいえギターという楽器の性格上、よほど小さな音楽ホールは例外としてほとんどの
コンサートホールで、十分にお客様の耳に届かない、また、オーケストラとの共演では
絶対的に音量の差が生じてしまうという問題に常に直面していました。
皆様の耳に十分にギターの音が届くためにはやはりPAを使用せざるを得ない・・でも
もともとのギターの繊細な音色がそれによって人工的な響き、まったく別のものにかわって
しまうのは演奏家、そして私共にとっても本意ではないという悩みを常にかかえておりました。
そこで出会ったのがこの富士通テン「ECLIPSE」のスピーカーでした。
まずこのスピーカーを試験的に使わせていただいてみて驚いたのは、
本来スピーカーから発せられているはずの音が、全く聴こえてこないのです。スピーカーですから当然、音は出ているはずなのですが、客席のどの位置から聴いても、
不思議とただ純粋にギターの音が大きくなったとしか聴こえず、従来の「いかにもPAを
使用している」という違和感をまったく感じないのです。また演奏する村治本人にとっても、
まったく邪魔にならない、本来の演奏に集中できる、というまさに魔法のようなスピーカー
の出現だったのです。
富士通テンの方のお話をうかがったところ、本来は家庭用のスピーカーとして開発
されたものなのだそうです。
あらためて私共も村治のCDを家で聴いてみて、その自然な音にまた驚きました。目を閉じて聴くと、まるでコンサート会場にいて、目の前で村治が演奏している・・という
情景が浮かんでくるのです。
”目から鱗”とはまさにこのことでしょう。
これまで家で聴いていた
CDの音は、実際の生のギターの音色とはどうしても違う、その「違う」ということを当たり前、
仕方のないことと思っていたのが大間違いだということがよくわかりました。
そんな思いで今回、私共は皆様にこのスピーカーシステムを、富士通テンからの特別な
ご配慮とご協力のもと、このホームページ上で販売させていただくこととなりました。