ムジカキアラ - MUSICA CHIARA

From MUSICA CHIARA

トリオ・マカロン@成城ホール

昨日は突然の雷雨にも関わらず、たくさんのお客さまにお越しいただきました。
どうもありがとうございました!

終演後に記念撮影。
左から、ピアノ・ロー磨秀、フルート・上野星矢、クラリネット・吉田誠。

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■プログラム■
サン=サーンス: タランテラ Op.6
ドビュッシー: シリンクス(フルート・ソロ)
        牧神の午後への前奏曲
メンデルスゾーン:コンツェルトシュテュック 第1番 Op.113
アルビノーニ:ソナタ 第2番 ニ短調 作品9-2より 2楽章 アダージョ(クラリネット・ソロ)
バッハ:トリオ・ソナタ ハ短調 ~音楽の捧げ物 BWV.1079
ビゼー/ウェブスター: カルメン狂詩曲


 

MUSICA CHIARA

平井千絵 むかしのぴあの*フォルテピアノ Vol.12

こんにちは!
久しぶりの満開の桜を見上げて、なんだか感動している私です。
風にそよいで散る桜が一番好き、と思っていましたが、風のない青空に、
日本画のような質感で咲き誇るようなあでやかさを見て、桜の迫力と威厳を再発見しております。

来週の水曜日、13時半から、王子ホール ぶらっとコンサート「ぴあのの部屋Vol.3」があります。
出会いと別れの季節、春にちなみ、別れに寄せてというタイトルにしました。
ベートーヴェンが、ピアノ協奏曲第5番“皇帝”を捧げた、ルイ・フェルディナンドというプロイセンの王子がいますが、今回のプログラムは彼がキーパーソンです。
フリードリッヒ大王以来の才能ある軍人と言われた彼ですが、ピアノと作曲の腕は、ベートーヴェンをして、”貴族のたしなみを遙かに超えている”と言わしめたほど。
また、告別ソナタの献呈者、ベートーヴェンの弟子・友人だったルドルフ大公は、ルイ・フェルディナンド王子の崇拝者であり、王子作曲の主題をテーマにして変奏曲を書いているほどです。(フルートをこよなく愛したフリードリッヒ大王の宮殿には、エマニュエル・バッハやクヴァンツなどの高名な作曲家が召し抱えられ、豊かな音楽活動が実現されていました。)
そのルイ・フェルディナンド王子の先生だったのが、ボヘミア出身の美男子ピアニスト・作曲家、デュセックです。美しい横顔を見せつけるために、舞台上でのピアノの置く角度を横向きにした、歴史上最初の人と言われています。
その風習が今だに残っていて、ほとんどすべてのピアノリサイタルで使われています。
彼らの交友関係、なかなかに興味深いものがあります。

来週の午後、歴史の一コマを味わいに、どうぞいらしてください。
いい曲揃い、という点、太鼓判です!


 

MUSICA CHIARA

平井千絵 むかしのぴあの*フォルテピアノ Vol.11

先週はいきなりくだけた感じになったねという声多数でしたが、また読みに来てくださってありがとうございます。

フォルテピアノ弾きのレパートリーは何か、よく訊かれます。私の場合、今のところは、古いところではJ.S.バッハの一部と、バッハの息子たちの作品から始まって、ショパンあたりまでです。バロック作品から現代曲までまんべんなくカバーする通常のピアニストに対して、わたしたちフォルテピアノ弾きは、各作曲家が使っていた(であろう)楽器と音色を選択することにこだわっているので、入手できる楽器によって、レパートリーが左右されます。

来月デルフトの近くの教会で、スタンリー・ホッホランドさんと連弾のコンサートをしますが、メンデルスゾーン、モシェレス、シューベルトというプログラムです。スタンリーの所有する、ベームという1825年頃の楽器を使うので、実現できるコンサートです。黒鍵が長くて細く、カドが丸くなっていて、白鍵によろっと滑り落ちそうになるほどですが、手を置いた瞬間、あぁ、シューベルトの時代のピアノだ!と指が実感しているのを、実感します。

変わってるねー―と言われそうですが、相性の合わない楽器と合う楽器とでは、指を置いたときの汗の出方が違うんです。・・・こうして書いていて、なんてマニアックなことを書いているんだろうと思ってしまいました。が、事実です。

相性が合う合わないと言えば、ある楽器とある曲、ある楽器とある作曲家の相性もいろいろあるな、と感じます。各国を旅して演奏して回った作曲家たちの作品は、楽器を選ばないオールマイティさがあったり、移動した時期によって作風が違って、要求される楽器が違うことが多いですが、シューベルトのように生涯のほとんどをウィーンで過ごした、というような作曲家の場合、ウィーンで作られた楽器との相性は、抜群以外の何者でもありません。そういうベストマッチな幸せを、指がよろこんでいるのを感じるのが、フォルテピアノ弾きでよかったなぁと思える、とても好きな時間です。 

 
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平井千絵 むかしのぴあの*フォルテピアノ Vol.10

こんにちは。今日も読みに来てくださってありがとうございます。

ちょっとあたたかくなってきました。風は冷たいのに、晴れの日の陽差しはとても強くて、思わず、"にほんだなぁ!"と実感。しみ・そばかす、すぐできそうでコワイです!

最近オランダの女性もおしゃれになって、UVカット入りのファンデーション付けたりしているけれど、98年にオランダに着いた頃は、多くの女性がメイクをしていなくて、びっくりでした。ファンデーション付けずにアイメイクだけ、でもおしゃれのためのメイクはしてるという女性はフランスでよく見ましたけど、当時、ほとんどのオランダ女性がノーメイクだったのではないかなぁ。雨の日(はんぱない雨降りの日ですよ)でも、勇ましく自転車通勤・通学・お買い物が普通のオランダですから、まぁメイクやらヘアーのセットやらする甲斐がない、っていうこともあります。デリケートな素材のコートなんて、出番ないですねぇ。年中横殴りの風と雨!ですから。あぁ、最近は車で移動するおしゃれさんが増えたのかな。国が、電気自動車の普及に力を入れたり、自動車に関わる税金アップを進めているっていうことは、車の利用者が増えているということなのかもしれない。

当初はオランダ人女性のおしゃれしない度を、冷ややかに眺めていた自分が、いつの間にやらすっかり仲間入り。仲間入りしすぎて、ここ4,5年急激におしゃれ指数が上がってきた彼女たちにいつの間にやら取り残された感すらいたしまして、心の底より焦る今日この頃です。

焦ると言えば、この13年の間に浸食、いえ、多大なる影響を受けた、自分の食に対する感覚。オランダのパンなんてまずくてまずくて!と豪語していたかつての自分、どこいった。日本にいれば、アタマのなかは始終、パンのことでぐるぐるぐる。あぁ、あの、ドイツのパンほど重くなく、酸っぱくもなく、フランスのパンほど洗練されてもいず、イタリアのパンほど食事に頼る必要性もない、ほどよく中途半端で中間カラーの、あの、オランダならではの、なんちゃって全粒粉パンが恋しい!あのパンに、バターとハウダ(ゴーダのことをこう発音するですねぇ)チーズをのっけて、はむはむっと食べる、朝食と昼食。真っ黒に焙煎した(こげっぽい)コーヒー豆で濃―く入れたコーヒーを大きなマグに入れて、たっぷりのミルクと(私は入れないけれど)がばっと砂糖を入れて。ピンダカース(=ピーナッツペースト)と種類豊富でお手頃なはちみつやお砂糖・添加物の入らないジャム、ミューズリやヨーグルト。ぽんと並べるだけでOKの、洗練とはかけ離れた、時間をかけない、食卓。食事なんかに時間かけてたまるかいな、もっとやりたいことあるんだから座ってるのがもったいないわい、次の行動にさっさと移りまっしょとでも言いたげなパワー。意外にも、ミネラルやビタミンは摂れているメニューというのだから、たいしたモンです。これを、几帳面に毎日、毎朝・毎昼。おじいちゃんおばちゃん世代のチーズやパンの保管方法や、ジャムの瓶をきっちりもとの棚に戻すやり方を見ていると、ほんとうに几帳面。ミルクを沸かしたあとのキッチンコンロは、毎回ぴっかぴかに磨き上げられる。ワイルドでわっせわっせとしたパワーと、同じことをきっちりやり続ける几帳面さとのコントラスト。

オランダの食文化と音楽の関連性(あぁやっと、音楽の話になった。セーフ。)を、来月先行発売される新しいCDに関する書き物をしながら、つらつらと思っていたときに、あぁこれって、自分がいいなと思う音楽と似ているなと思ったわけです。雑なところがあるんだけれど、その分ピュアで正直。すっごく繊細なところに神経が使われていて、仕事は丁寧。うん、オランダの大胆さと、日本の職人技の域が合わされば、百人力ですな!その両方の領域において、中途半端なブローチェ・カース(チーズ・サンド)になってしまわないように、がんばろうと思いました。

来週はもう、桜が咲くでしょうか。
 

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News

西宮 ロータリークラブPresents PACオーケストラとワンコイン・コンサート
出演者によるスペシャル・コンサート ドリーム・コンチェルト

日時:2012年5月12日(土)14:00開演
会場:兵庫県立芸術文化センター
出演: 山下一史(指揮)、兵庫芸術文化センター管弦楽団、
吉田 誠(クラリネット)、田邉織恵(ソプラノ)、
与那城 敬(バリトン)、清永あや(ヴァイオリン)

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ニューアルバム『Mozart Speaks Vol.1~モーツァルト ピアノ作品集』リリース!

モーツァルト ピアノ・ソナタ全集録音プロジェクト第1弾が5月9日に発売になります。
広範な専門知識と確かなテクニックで裏付けられている平井千絵の演奏は、
当時の響きを蘇らせるだけではなく、聴くものを惹きつける瑞々しい感性に溢れています。
現在進行形で変化を続ける平井千絵の「今」をお聴きください。

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ニュージーランドレポートVol.2

PV撮影は無事終わりました♪
お天気にも恵まれ、ニュージーランドの大自然に包まれて、素晴らしい映像になると思います!

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『クロワッサン』824号(2月25日発売)

「わたしきのうきょうあした」 に熊本マリが登場です!

新譜「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4集~際立つ個性の迸り」が≪レコード芸術≫特選盤に選ばれました!

詳細はこちら

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